特殊相対性理論
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事象の座標 をまとめて,4次元空間の中の4次元動径ベクトル(以下動径4元ベクトル)とみて,その成分を と記す.ここで すなわち 動径4元ベクトルの長さの2乗は これは,ローレンツ変換を特別な場合として含む4次元座標の任意の回転によって変化しない. 4次…
前記事の展開式を使って,
ある任意の関数 を考える. なる関係があるとして, 同様に, Lorentz 変換では であるから, これを逆に解いて,
それぞれの座標系に応じてきまる, 個の成分 が によって変換する量を -空間の2階のテンソルという. ここで のように加法記号の省略を行う.ラテン字の添字が2つ対になって現れるときは,加法記号がなくてもこれらの添字について1から4まで加え合わせるもの…
特定の慣性系 では,任意の事象は4つの時空座標 で特徴づけられ,他の慣性系 ではその同じ事象は他の4つの時空座標 で特徴づけられる. で2つの系 の直交座標軸の原点が一致していたとすれば,これらの時空座標間の関係は 斉次 Lorentz 変換 なる量を不変に…